「現代語訳 論語と算盤」渋沢栄一 (守屋 淳 訳)
○心に残る「一冊」との出会いは?
入社1年目。当時の人事部長から頂いた本の中に「渋沢栄一」が登場。
それがきっかけとなり「論語と算盤」を手に取りました。
当時、初期配属の営業部では右も左もわからぬまま、個性の強い職場の中で「自分らしさ」を周りにうまく伝えられず辛い、
何が正解か自信が持てない等、「自分らしい生き方」について悩みを抱えている状況の中でこの本を読みました。
○「一冊」について感じていることを自由に書いて下さい。
悩みを断ち切るため、手当たり次第に「自己啓発本」を読み漁るものの、中々腑に落ちない。
しかし「論語と算盤」に出会った時、「自分らしさの原点」になる一冊ではないか、思いました。
もう「啓発本」はこれ一冊でいい、と思うほど渋沢栄一の思想に惚れ込みました。
「志を立て、常識を持って成長し、社会の発展に貢献する」「自ら行動し、可能性を拓いていく」等。
まだまだ実践できてはいませんが、自分の立ち戻る「軸」を創るヒントにしています。
自分らしさを再認識することが、多様な世代を関わり、仕事をする中で役に立っていると思います。
自分が生きている時代の100年以上前の人物ですが、心から尊敬できる人物が本の中にいるということが、とてもありがたいと思うようになりました。
この一冊は、「今、自分は何がしたいのか?大切なことは何なのか?」など、仕事や人生において迷いがある方には是非一度、手に取って頂きたい一冊です。
「普遍性と個性のヒント」としての「論語と算盤」。
○「よのなか読書会」に参加して
思い出の大切な一冊を誰かと語り合うことで、
「論語と算盤」が改めて自分にとって大事な本だと認識できました。
他の方の「一冊」のエピソードも、個性豊かでした。
(投稿者:T.Tさん、入社5年目の関西在住サラリーマン、趣味は読書と運動)