「100回泣くこと」中村 航

○心に残る「一冊」との出会いは?

社会人になってすぐくらいに、古本屋でふと見つけました。

 

少し社会人生活も落ち着いて、

 

本でも読んでみようと思っていた時期だった気がします。

 

作者が私の高校の先輩だと知っていたので、読んでみようと思って手に取りました。

 

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○「一冊」について感じていることを自由に書いて下さい。

 

当たり前の日常の大切さを教えてくれる作品です。

 

一般的には恋愛小説に位置づけられますが、

 

恋愛に限らない“日常”がポイントだと思います。

 

本書では主人公の男性の視点で、

 

日常生活の中での生死にまつわる出来事が描かれています。

 

ただ通常の小説とは異なり、悲しい展開を苦しく深く描写することなく、

 

幸せな日常と同じ深さで淡々と描かれます。

 

それが生々しく、幸せな出来事も悲しい出来事も、

 

同じく日常として訪れるのだと強く実感させられます。

 

どんな方にも、大切な日常を見直すきっかけとして、

 

ぜひ読んでいただきたい1冊です。 

 

 

○「よのなか読書会」に参加して

 

少人数だったし、じっくり自分のオススメについて話を聞いて頂くことができました。

 

世代を超えて、つながりを創れる場になればいいと思いました。

 

(投稿者:T.Aさん 関西人に間違われることを目指している、地方出身の男性。エネルギー・資源問題の解決を目標に働いている。趣味は、ガジェット探索と昼寝。)